球磨中央地区林業活性化協議会は、4市町村(人吉市・錦町・あさぎり町・山江村)、林業事業体等、原木市場、熊本県、くま中央森林組合、オブザーバーとして熊本南部森林管理署より構成し、平成30年度から令和2年度まで林野庁のスマート林業構築実践事業を活用し、スマート林業を推進・展開してきました。

　背景として、本協議会が事業を行う地域では、担い手の減少や高齢化、木材価格の低迷等による林業経営意欲の減退等により、保育・間伐等の適正な施業及び管理が行われていない森林や、伐採後に造林が行われない森林の増加が懸念される状況にあります。

　そこで、高精度森林情報をクラウド(インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用する考え方。)で整備し、様々なシステムと連携し施業集約化計画の効率化、現場進捗管理、木材需給のマッチングの効率化等を図ることで、収益の山林所有者への還元と地域の木材生産・流通の効率化を目指しています。

　補助事業の最終年度である令和2年度の事業として、本協議会での取り組みを紹介することにより他地域への普及を図る目的でシンポジウムを計画しておりましたが、新型コロナウィルスの影響や令和2年7月豪雨により甚大な被害を受けたため、やむなく開催を断念することとなりました。

　そこで、本協議会の成果を報告するため、この度動画を作成いたしましたので配信いたします。

　スマート林業に興味がある方や今後事業に取り組まれる方、林業関係の方など様々な方々に少しでもお役立ていただければ幸いです。

 【全体版動画】

00　全体版

【分割版動画】

01　導入

02　集約化施業説明会での活用

03　航空レーザー計測結果の活用(所有者)

04　航空レーザー計測結果の活用(素材生産業者)

05　まとめ

令和2年度スマート林業構築普及展開事業のリンク(林野庁の補助事業を活用しスマート林業を実施している全国の協議会へ始動・助言を行う事業)　コチラ