健康づくり応援店　大正茶屋

更新日：2021年7月19日

あさぎり町内の健康づくり応援店をご紹介。

今回は免田国道沿いにある「大正茶屋」です。

2代目店主の尾方さん(写真左)は

「いつも皆さまのそばにいる『町の食堂』を目指しています。私の好みでガッツリメニューが主流。プラスお野菜でいろいろと召し上がってもらいたい」

と語ってくれました。素敵な笑顔のご夫婦。毎日力を合わせて切り盛りしています。

先代が開業して37年　2代目を継ぎ3年目までの歩み

土日もなく働く先代の父親の姿を見て、学生の頃は「継ぎたくない」と思っていたそうです。高校卒業後、福岡でのサラリーマン時代。食事のお店に行くうちに飲食業が魅力的と思うようになり、やがて自分でもやってみたいとの思いが強くなったとか。

東京へ修行に出て、もう1店修行したいと思っていた矢先。先代が病気になったため帰郷。地元の別店舗で腕を振るうことになります。はじめのうち、こちらでは東京のやり方は反応が薄いのに戸惑ったといいます。当時、会席がメインの店でしたが、やりたいメニューや遊び心のあるものに挑戦していたものの、地元ではスタンダードが好まれる傾向が。その経験もあり、今は父の年代に合わせたメニュー磨きに切り替えたそうです。

地元野菜が山盛りの人気メニュー「ちゃんぽん」

地産地消の取り組み

ご近所あさぎり町免田・二子地区の岡村文明さんのネギをはじめ、できるだけ地元のものを使うようにしているそう。先代が引退後野菜作りをしているので、その野菜を使うこともあるそうです。

安心安全、スピーディーをモットー。ハサップ(HACCP)制度の認証をうけ、仕入れから、提供までの品質管理を徹底しているとのこと。

一番人気メニュー「チキン南蛮定食」鶏もも肉をゴロゴロゴロっと盛り付け。味もボリュームも満点です。

見た目が華やか。生ハムのイタリアンサラダ。

店内で目に飛び込んでくるイラストたち　懐かしいBGM

昨年緊急事態宣言が始まり、空時間が出始めた時期。子どもが鬼滅の刃キャラクターを描いているのを見て「お父さんも描いてみれば?」と言われたのがきっかけだそう。「中学生以来のイラストだったが、以外と描けた。」と尾方さん。飾っていた色紙を欲しいといわれるお客さんや、リクエストを受けることもあるそうです。

ふと腰かけて一息すると店内は懐かしいBGMが気分を和ませます。懐メロをかけている理由は、お客さんに楽しんでもらいながら、奥さんと唯一合う趣味がこれだそうです。幅広い年代へ喜んでもらいながら、心地よい雰囲気を演出していました。

コロナ禍での状況

この状況に対応するためテイクアウトに力を入れています。「事業所単位で利用いただき助かっている」と尾方さん。前日までにご注文をお願いし、配達は対応できないため、取りに来てもらう体制だそうです。この2年、コロナの影響でどうなるか先の展望が立たず、厳しい毎日を強いられている。今できることは、安心安全に精一杯取り組むしかないと語ります。

テイクアウトでも一番人気のチキン南蛮のほか、「テイクアウトピザ」も喜ばれているとのこと。

お弁当、丼、ピザ、ポテトなどテイクアウトメニューが充実中です