≪国指定重要文化財≫ 木造毘沙門天立像・木造二天王立像 (荒茂毘沙門堂)
更新日:2024年9月11日
荒茂毘沙門堂(あさぎり町深田北)には、木造毘沙門天立像をはじめとして合計8躰の仏像が安置されている。
これらの仏像は、明治初期に廃寺となった勝福寺の遺物であり、本尊である木造毘沙門天立像と両脇の木造二天王立像は国指定重要文化財に指定されている(平成27年9月4日指定)。
↓木造毘沙門天立像・木造二天王立像
本尊の毘沙門天立像は、像高242.8センチメートル(材質=樟材)と県内最大級の毘沙門天像であり、圧巻の迫力をもつ。
また、その胎内からは墨書銘が発見され、地元豪族(須恵氏と推測される)によって平安時代末期の久寿3年(1056年)につくられたことが判明した。
↓胸腹部材内側の墨書銘
また、堂内に安置される残りの5躰(木造毘沙門天立像外四立像)は、熊本県指定重要文化財に指定されている(昭和37年8月7日指定)。
指定区分
国指定重要文化財
名称
木造毘沙門天立像・木造二天王立像
種別
彫刻
所在地
深田北 仁王
その他
くまがわ鉄道免田駅から北へ3.3キロメートル
拝観自由
駐車場は広域農道にあり
トイレあり