おたふくかぜワクチン予防接種の費用助成を開始します
こどものおたふくかぜの発症や合併症の予防ならびに、保護者の子育て支援を目的に、令和7年度よりおたふくかぜ予防接種の費用助成を開始します。
※この予防接種は、予防接種法に基づく定期接種ではなく、任意の予防接種となります。接種を希望される方は、「おたふくかぜワクチン予防接種説明書」をよく読み、予防接種の効果や副反応、救済制度等を十分に理解したうえで、子どもへの接種について判断されるようお願いします。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは
おたふくかぜは、ムンプスウイルスが原因で発症する感染症で、主に唾液を介して感染します。2~3週間の潜伏期間の後、耳下腺の腫れ・痛み・発熱が主な症状です。合併症として、無菌性髄膜炎、精巣炎、卵巣炎、難聴等を起こすことがあります。
 
おたふくかぜワクチンとは
ムンプスウィルスを弱毒化した生ワクチンです。1歳から接種できます。接種後約2週間でおたふくかぜに対する免疫がつくといわれています。おたふくかぜワクチンを接種すると、約90%(1回接種後)に免疫ができるといわれています。日本小児科学会では、予防効果の面で2回接種を推奨しています。接種後におたふくかぜにり患した場合は、接種をうけていなかった場合に比べると合併症などの頻度も少なく、症状は軽度になるといわれています。
 
おたふくかぜ予防接種の受け方
任意接種になりますので、効果と副反応を確認し理解したうえで接種の判断をしてください。予防接種は、体調のよいときに受けるのが原則です。気にかかることや分からないことは、接種前に担当の医師や看護師に質問しましょう。
接種を希望される人は、医療機関に事前に予約が必要です。予診票は医療機関にあります。
おたふくかぜワクチンの費用助成について
対象者
接種日に、あさぎり町に住民登録がある1歳から小学校就学前までのお子さま
※過去に、おたふくかぜにり患したことがないお子さま
※令和7年4月1日以降に接種したものが対象(令和7年3月31日以前の接種は対象外)
助成額・助成回数
接種費用全額を助成。助成回数は1人につき2回まで。
申請方法(償還払い)・申請期限
一旦、接種費用は全額自己負担いただいた後、健康推進課へ助成金申請されると、接種費用を指定の口座に振り込みます(償還払い)。
申請期限は、予防接種を受けた次の年度の4月30日までです。
【申請に必要なもの】
 ・おたふくかぜ予防接種費用助成金交付申請書兼請求書(窓口配布/ダウンロード可)
 ・領収書の原本(おたふくかぜの予防接種が確認できるもの)
 ・母子健康手帳の予防接種記録欄の写し又は、予診票の写し
 ・振込先口座の通帳等の写し
 ・印鑑(交付申請書兼請求書に押印が必要)
予防接種後健康被害救済制度について
おたふくかぜワクチンは、予防接種法に基づかない任意接種となります。任意接種によって入院や治療が必要な副反応が生じた場合は、独立行政法人医薬品機器総合機構法による「医薬品副作用被害救済制度」の対象となります。詳しくは、下記をご参照ください。
独立行政法人医薬品機器総合機構のホームページ