背景・目的

あさぎり町が管理する橋梁は、現在280橋あります。20年後には、一般的な橋梁の寿命である50年を経過する橋梁は約44%(橋長15m以上)を占め、急速に高齢化橋梁が増大するため、橋梁の架け替え及び修繕に要する費用も増大することが懸念されます。

このような背景から、あさぎり町では計画的な橋梁の維持管理を行い、限られた財源の中で効率的に橋梁を維持していくため、国土交通省が定める長寿命化修繕計画策定事業費補助制度に基づき、従来の事後的な修繕・架替えから、予防的な修繕・計画的な架替えへと政策転換を図るとともに、橋梁の長寿命化ならびに修繕・架替えに係る費用の縮減を図り、地域道路網の安全・信頼性を確保することを目的として、「あさぎり町橋梁長寿命化修繕計画」の策定に取り組んでおります。

橋梁長寿命化修繕計画策定の流れ

1. 橋梁点検
   「あさぎり町橋梁点検マニュアル」に基づき、遠望目視点検を実施し、橋梁全体の健全度を確認します。
2. 長寿命化修繕計画策定
   点検結果を基に、橋梁毎の修繕内容・時期などの検討を行い、優先順位を決めて、年次的な修繕計画の策定を行います。
3. 修繕計画
   長寿命化修繕計画を基に、修繕、架け替え、点検を計画的に実施していきます。

 橋梁点検

平成22年度までに280橋の点検を実施しました。

今後の計画

今回は、平成23年度に策定した「あさぎり町橋梁長寿命化修繕計画」を公表します。今後、全ての橋梁の修繕計画を策定し、より効率的・効果的な維持管理を行い道路交通の安全性の確保に取り組んでいきます。

専門家からの意見聴取

長寿命化修繕計画策定にあたっては、「専門的な知識を有する学識経験者」からの意見聴取として、
熊本大学大学院　自然科学研究科　山尾敏孝　教授に助言を頂きました。

あさぎり町橋梁長寿命化修繕計画の内容

平成23年度　あさぎり町橋梁長寿命化修繕計画(PDF 約1MB)