新型コロナウイルス感染症に感染された皆様へ
更新日:2022年9月26日
新型コロナウイルス感染症に感染された皆様へ
症状が長引くことがあることをご存知ですか。
新型コロナウイルス感染症にかかった後、ほとんどの方は時間経過とともに症状が改善しますが、一部の方で長引く症状(り患後症状、いわゆる「後遺症」)があることが分かってきました。
り患後症状とは
WHOは、り患後症状について「新型コロナウイルスに感染した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、他の疾患による症状として説明がつかないもの」と定義しています。
現時点では、症状を引き起こす原因は明らかになっていません。
長引く症状が1つでも存在すると、生きがいや満足度が低下し、不安や抑うつ、新型コロナウイルスに対する恐怖心が強まり、睡眠障害を自覚する傾向が強まることも報告されています。
代表的なり患後症状の例
疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、せき、たん、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下
頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下
り患後症状への対応
現時点では、定まった診断方法や治療方針は確立していませんが、時間の経過とともに症状の発現率は低下する傾向にあります。
り患後症状の現れ方は、特別な医療を必要としない軽度の症状から、長期にわたるサポートを必要とする症状まで様々です。
確立された治療法はありませんが、地域の身近な医療機関(かかりつけ医等)が慎重な経過観察や症状に応じた対症療法を行いますので、まずはかかりつけ医等や地域の医療機関へご相談ください。
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